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国境ナイトクルージング

リウ・ハオラン 劉昊然
チョウ・ドンユイ 周冬雨
チュー・チューシアオ 屈楚蕭
リウ・ハオラン 劉昊然
チョウ・ドンユイ 周冬雨
チュー・チューシアオ 屈楚蕭
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第96回 アカデミー賞国際長編映画賞(シンガポール代表)  第76回 カンヌ国際映画祭 ある視点部門
「全部、終わらせたいと思ったことは?」
監督・脚本:アンソニー・チェン
出演:チョウ・ドンユイ(『少年の君』)、リウ・ハオラン、チュー・チューシアオ 
		2023年/中国・シンガポール/中国語・一部韓国語/100分/1:2.00/5.1ch/原題: 燃冬 /英題: The Breaking Ice /日本語字幕:本多由枝/提供:ニューセレクト/配給:アルバトロス・フィルム 
		PG-12 
		Ⓒ 2023 CANOPY PICTURES & HUACE PICTURES
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10月18日(金)新宿ピカデリーほか全国公開

予告編

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イントロダクション

アンソニー・チェン監督 ✖︎  チョウ・ドンユィ

「生きたいように生きる、それが人生だろ?」 透き通る映像美と叙情的な音楽、是枝裕和監督も絶賛の繊細な演出 今を生きる若者、そしてかつて若者だった全ての人へ贈る珠玉の青春ドラマ

主演は、21年に日本でもスマッシュヒットを記録した『少年の君』での真に迫る演技が記憶に新しい、人気実力を兼ね備えたチョウ・ドンユイ。『イロイロ ぬくもりの記憶』(13)で世界の映画祭を席巻したアンソニー・チェン監督と2度目のタッグを組んだ本作は、第76回 カンヌ国際映画祭<ある視点部門>に出品され、ハリウッド・レポーターが選ぶ<カンヌで見るべき20本>に選出されるなど称賛を浴び、第96回 アカデミー賞国際長編映画賞のシンガポール代表となった。国境沿いの街で偶然出会った3人の男女のわずか5日間を、瑞々しく詩情豊かに綴る青春映画の新たなる傑作が誕生した。

ストーリー
延吉について
バイク
ストーリー
国境沿いの街、偶然の出会いが生んだ恋と青春のひととき。僕たちはまた、一歩前に踏み出すー。

母からのプレッシャーに心を壊したエリート社員。オリンピック出場を断念した元フィギュアスケーター。勉強が苦手で故郷を飛び出した料理人。挫折をひた隠し、閉塞感の中で縮こまる3人が、中国と北朝鮮の国境の街、延吉に流れ着いた。磁石のように引き寄せられ、数日間を気ままに過ごす彼ら。深入りせずに、この瞬間をひたすら楽しむ、それが暗黙のルールだ。過去も未来も忘れ、極寒の延吉をクルーズするうちに、凍りついていた孤独がほどけていった。

延吉について

 中国の東北地方、北朝鮮との国境上、長白山脈北麓に位置する吉林省延辺朝鮮族自治州の首府。古代朝鮮の三国時代には高句麗、その後は渤海国に属していた。19世紀後半に朝鮮半島からの移民が増え、2022年現在で人口56万人のうち約55%を朝鮮族が占めている。中国と朝鮮の文化が入り混じる街並みは中国国内外の観光客に人気で、作中に登場する中国朝鮮族民族園は延吉観光の定番。
 延吉から足を延ばし、休火山の長白山(韓国名:白頭山)と、世界最高地山頂のカルデラ湖の天池、長白瀑布を訪れる日帰りツアーも人気。北緯42度50分ゆえに冬は最高気温が氷点下、最低気温がマイナス20度を下回ることもあり、メイキング映像ではクランクアップ祝いのシャンパンが凍りついていた様子が記録されている。
 中国と北朝鮮との国境を流れる豆満江(とまんこう)を渡り密入国する北朝鮮人が多く、延吉は脱北者が身を潜めて暮らす都市という裏の顔も持つ。
(人口データ:延吉市人民政府【人口構成】より)

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生きたいように生きるそれが人生
全部、終わらせたいと思ったことは?
アンソニー・チェン監督メッセージ
 『国境ナイトクルージング』は衝動と奔放さから生まれた作品です。
 パンデミックの2年間、家に引きこもっていた私は存在意義を見失いかけ、映画作りへの渇望を抑えられずにいました。度々プロジェクトが延期になったことで、私は何かを作ろうと決心しました。映画監督として自分の存在意義やアイデンティティーを追求していったのです。
 これまでにやってきた方法を捨て去り、慣れ切った環境から脱するため、見知らぬ国や地形、気候の中へと自分を置く事にしました。そんな中で、最近話題として目にすることの多かった中国の若者たち、その魂を映画として収めたかったのです。
 出来上がった作品は、製作の過程と同じくらい自由なものであることを願っています。構想から完成まで、これまでで最も短い期間で作った映画なのです。同時に、これまでの長い映画人生の中で、一番クレイジーな試みでもあります。
 スタッフは皆、何とかなると信じていました。凍てつくような寒い雪山での大胆な撮影でした。この作品は、私から中国の若者たちへ贈る、ラブレターでもあるのです。

アンソニー・チェン  (監督・脚本)

1984年生まれ。シンガポール出身の脚本家、監督、プロデューサー。2007年に短編映画『AH MA(原題)』でシンガポール人として初めてカンヌ国際映画祭で特別賞を受賞。長編デビュー作『イロイロ ぬくもりの記憶』(2013年)はカンヌ国際映画祭カメラドールを受賞したのを皮切りに、第14回東京フィルメックスで観客賞を受賞、台湾金馬奨では、作品賞・新人監督賞・助演女優賞・脚本賞の4冠に輝き、世界の映画祭を席巻した。 2作目の『熱帯雨』(2019年)はトロント国際映画祭でプラットフォーム賞にノミネートされ、東京フィルメックのコンペ部門に出品。続く、長編3作目『DRIFT(原題)』は、初の英語作品であり、2023年のサンダンス映画祭でプレミア上映された。『国境ナイトクルージング』は初の中国語作品である。

映画祭

第96回 アカデミー賞国際長編映画賞(シンガポール代表)
第76回 カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品
第17回 アジアフィルムアワード主演女優賞ノミネート
第48回 トロント国際映画祭 オフィシャルセレクション

Review

僕は本当に大好きな作品でした。大好きなものがたくさん映っていました。
何より主演のチョウ・ドンユイさんが僕は大ファンなんですけども、夢を諦めた彼女の複雑な気持ちとか、そのほかにもですね、なんだろう細かいところだと、坊主頭とか、傷跡とか、
あとは僕は熊も大好きなんですけども、その熊がとても印象的にというか象徴的に登場するのも、とても好きでした。
こう行き場のないやり場のない、若い人達のとても苦しい気持ち。それが三人の出会いによって、本当に氷が砕かれるように、溶けていくように、徐々に変化していく。そういう姿がとても印象に残る素敵な映画でした。
-是枝裕和監督
“胸を打つ”
-IndieWire
“卓越したセンスと美しさ”
-Breakfast All Day
“この上なくゴージャスだ”
-Breakfast All Day
“まるで珊瑚礁の表情を見せる”
-Los Angeles Times
“甘く煌めくような美しい映画だ”
-IndieWire
“最高の瞬間と共に、軽やかで爽やかな映画だ”
-New York Times
“目を見張る流暢さと開放感”
-The Guardian
“3人がそれぞれの持つ葛藤に揺れ動き、
感情を揺さぶられる”
-Little White Lies

キャスト

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